iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

「生産性」論理は自民党の本質

自民党は、個人より家族を優先し、家族で助け合えという考え。
これ、自民党改憲草案第24条に
「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。」
と書いてますから。

そして、この規定こそ、今回、杉田議員の「生産性」発言の根っこにある思想なのだ。つまり、現憲法が掲げる個人の尊重としての個人主義を無きものとし、戦前と同じく個人を家族に包含させ、その枠内でなんとかしろという思想。まさに家族主義。

この家族主義によって、戦前は家長の判断で婚姻も人身売買も決せられていた。そして、子の産めない妻は、離婚出戻りも当然。家族の繁栄はまさに子作りがベースゆえ、子を産めない者を非生産的として排斥するのだ。
そもそも、家族主義は、天皇制の補完物。天皇を家長とし、国家を家族とし、国民を赤子とする事で、国家と国民の本来の権利義務関係を超越させ、国民の権利を蔑ろにし、国民からの批判や革命を阻止してきた。そして、天皇という理屈抜きの長と擬似家族としての国家の為に命を捨てることも名誉とする論理を引き出し、その強引なイデオロギーを家族単位で監視・徹底させたのだ。
国家をあげて、国家たる家族の為に役立たない者は生産性なき非国民として扱われたのも、そんな古い話ではない。家族主義は国家主義と一体なのだ。
自民党改憲草案は、まさにそのゴリゴリの家族主義、国家主義の復活を明示しており、そんな自民党が、杉田議員に「指導」などするわけがないのだ。

 

自民党は、個人より家族を優先し、家族で助け合えという考え。
これ、自民党改憲草案第24条に
「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。」
と書いてますから。

そして、この規定こそ、今回、杉田議員の「生産性」発言の根っこにある思想なのだ。つまり、現憲法が掲げる個人の尊重としての個人主義を無きものとし、戦前と同じく個人を家族に包含させ、その枠内でなんとかしろという思想。まさに家族主義。

この家族主義によって、戦前は家長の判断で婚姻も人身売買も決せられていた。そして、子の産めない妻は、離婚出戻りも当然。家族の繁栄はまさに子作りがベースゆえ、子を産めない者を非生産的として排斥するのだ。
そもそも、家族主義は、天皇制の補完物。天皇を家長とし、国家を家族とし、国民を赤子とする事で、国家と国民の本来の権利義務関係を超越させ、国民の権利を蔑ろにし、国民からの批判や革命を阻止してきた。そして、天皇という理屈抜きの長と擬似家族としての国家の為に命を捨てることも名誉とする論理を引き出し、その強引なイデオロギーを家族単位で監視・徹底させたのだ。
国家をあげて、国家たる家族の為に役立たない者は生産性なき非国民として扱われたのも、そんな古い話ではない。家族主義は国家主義と一体なのだ。
自民党改憲草案は、まさにそのゴリゴリの家族主義、国家主義の復活を明示しており、そんな自民党が、杉田議員に「指導」などするわけがないのだ。

https://www.tokyomxplus.jp/article/201808171145