iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

押し付け憲法とは

安倍晋三ら、改憲にうるさい連中は、度々、現憲法は米国からの押し付けだという。しかし、それを押し付けられたのは国家支配階層であって、国民ではない。

憲法は、立憲主義の立場にたって、国家権力の横暴を抑え、国民の人権と主権を保障しようとしたものだ。だから安倍晋三のような権力者にとっては、やりたい放題を我慢させられるので、押し付けられたものとなる。

 

しかし国民にとっては、大日本帝国憲法のような人権蹂躙・天皇主権こそが押し付けられた憲法であった。反して、五日市憲法は、真に国民が求めた憲法。そして、その中身は、国民の自由や人権を限りなく保障しようとするもので、現憲法においてようやく実現した。

 

憲法というものは、それが本来の立憲主義に立脚した憲法である限り、支配階層にとっては押し付けられたものであり、国民にとっては獲得したものなのだ。

安倍晋三らが押し付け憲法だと言えば言うほど、「こんな支配階層にとって縛りが多すぎる憲法は不自由で叶わん!早く変えたい」という本音が剥き出しになってくる。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201808/CK2018081902000140.html