iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

コロナは発症前こそ最大の感染力がある。

新型コロナウィルス、発症してからの検査は無意味か。
台湾での研究から、以下のことがわかった。
《 二次感染した22人のうち、10人は患者に症状が出る前の接触歴があり、9人は症状が出た日から3日以内、3人は4日目あるいは5日目だった。すなわち、発熱やせきなどの症状が表れてから6日目以降に接触しても、感染することはなかったのだ》

❶つまり、コロナは感染後、一番感染力があるのは、発症前と発症後3日以内で、86%の人がこの間に二次感染している。逆に、発症4日目以降は、感染力はがくんと落ちるということだ。

ところが、日本政府は、加藤厚労省が責任逃れで国民の誤解だと言い逃れしたが、現実にPCR検査を受けるのは発熱後4日目以降としてきた。
しかし、その発症後4日目までこそ、ウィルスの感染力が強く、この期間に二次感染が起きるということなのだ!

つまり、日本政府の発症後4日目以降というPCR検査基準こそが、感染爆発を招いた原因だったと言えよう。
この基準を作った専門家会議・厚労省医官ポンコツぶりが見事に証明されてしまったのだ!

❷また、台湾の研究報告から言えることは、今後は、昨日書いたように、最も感染力の強い、しかも感染者の8割以上を占める「無症状感染者」を、何としても見つけ出す努力が必要だということである。
やはり、国民集団検査体制を今のうちに作るべきだろう。1日100万人レベルの検査体制構築だ。

①発熱1日目の検査は、本人の命を救う為。
②無症状感染者を見つける集団検査は社会の為。
これを、日本政府が、有り金をはたいて有りったけの知恵を絞ってやるべきだ。と言っても、1日100万人検査は、欧米がまもなく到達するレベル。日本にできないはずはない。

まずは、2万件などとケチなことは言わずに、欧米並みに10万・20万人の検査体制を作るのは、日本の経済力なら即刻できるはずだ。それなら、2・3兆円規模の追加予算でできる。しかも、今回の自粛による経済損失は25兆円規模とされ、この閉じこもり戦略の損失がたった数兆円で無くせるとしたら、経済的にも効率の高い話だ。

昨日も書いたが、集団検査体制は、国民の命と経済を共に救う対策であり、その構築は政府の責任なのだ。

 

https://www.asahi.com/amp/articles/ASN5G5SFNN5GULBJ013.html