何でもポジティブ?
よく、何でもポジティブに考えて、できた時の成功体験をイメージすることが大切だなどと言われるが、最近の教育論も自己啓発論もこれ一色。
しかし、物事、そんなにポジティブな気持ちで一つで乗り切れるほど簡単なことばかりではない。むしろ、日常生活や仕事では、やらかした失敗から、こうすれば良かったんだ!という真実や法則や手続きを学んで、失敗の繰り返しを防いでいることの方が多いはず。
簡単な例で言えば、今ならちょうど年賀状作成シーズン。おそらく年賀状の宛先や郵便番号を印刷する時、プリンターに間違った方向に挿入して、郵便はがきを無駄にした人いるでしょ?
そんな時どうしましたか?上手くできた時の気持ちを思い出して、再び気を取り直して思いっきってハガキをプリンターに突っ込みますか?
そんなバカなことしませんよね。立ち止まって、失敗したハガキをもう一度プリンターに置いてみて、なるほど前後が逆だったとか、裏表も違ってたとか、きちんと原因を整理して、場合によっては失敗ハガキでもう一度確かめの印刷してみたりするでしょ。
ここにあるのは、まさに失敗体験から、同じ失敗をしない為の手続きを細々と確認して、それでも足らずお試しもやって、これで大丈夫っと裏打ちある備えを作っていくという心理です。
むしろ、ポジティブな心理なんて無駄無用。そんな心理でやってたらいつまでも同じ失敗の繰り返しどころか、何も学ばないままになる。
職場にもそんな人いませんか?細かな手続きふまえずにテキトーにやってしまって同じ失敗繰り返す人。勢いだけの人、時には迷惑ですよね。
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