iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

発掘現場はホワイト!

大学が春休みですが、考古学の勉強の為に、大学の先生に紹介してもらって発掘現場でバイトしてます。
僕は、勉強のためなのでバイト代なんか要らないと言ったのですが、それでは現場には入れませんと言われて、やむなく^_^バイトとして参加してます。
もちろん、測量して図面を描くのも面白いし、ガリという道具で土色や土質を見ながら土を掻きながら土器に遭遇するのは何より感動もの。

でも、そんな中で教員として36年間働いてきた者として、いかに我々がブラックな仕事の仕方をしてきたか、改めて思い知らされました。

今の、現場では、9時出勤5時退勤の8時間勤務ですが、まず昼休憩は、ぴったり1時間。おまけに、午前と午後に大休息30分、そして小休息15分が4回。合計、3時間の休憩休息。これで実働5時間。
さらに4時半に作業終了、片付けてそのまま現場を出るので、だいたい4時40分くらいには退勤。
したがって、実質、4時間40分の労働。これが、毎日、きちんと守られています。これで7000円程の日給ですが、時給1500円程になる勘定。

教員なんて、全く休憩も休息もなく、若い先生など20万そこそこの給料で、月100時間くらい平気に超過勤務してます。時給は、600円とか800円程になり、最低賃金を下回ってます。(マクドのバイトより低い!まあ一度、実働で計算してみてください。)哀れなブラック労働です。
本当になんとかしないと、若い先生がドンドン壊れていくか、わずかの上積みを目論んで管理職の高評価を勝ち取る競争に走るか、いずれにしろ哀れな姿です。

せっかく、考古学のフィールドワークを楽しんでいるのに、やはりそんなことが気になりました。