iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

税金とは。

長らく政権のトップに居ながら、未だに税金というものの基本が分かっていない。こんな政治家、おそらく欧米には存在しないだろう。
税は、社会秩序を安定的に保ち、さらには社会の発展を促す為のもの。なぜ、ドイツなどでは大学が無償なのか。それは、優れた人材を育成することは、そのまま社会の秩序や発展に不可欠だからだ。社会インフラ整備なのだ。

ところが、日本では長らく、税を特定の利害者の為に使ってきた。道路や公的施設など、歴代総理の故郷に優先的に作られてきたのは、その好例。安倍晋三の場合、お友達に莫大な税金や国の財産を譲るというとんでもないことをやった。
麻生が問題にすべきは、こうした税の私物化だ。国立大学の設置や、義務教育を無償でやるという原則は、そんな私物化とは違う。日本社会を健全に発展させる政策なのだ。
こんな発想だから、生活保護についても、片山大臣のようにまるで施しのように思ってるのだろう。
麻生の発言は、自分たちが長らく税金を私物化してきたことで、税金の本質を見失ったことの現れに過ぎない。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201811/CK2018111802000120.html