iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

改憲論議は個人の幸福追求権から再考すべし!

国の守りって、軍隊でやるもの?

軍隊で「守る」、それは戦争をするということ。戦争になれば、国民生活は、大変な状況になる。多くの命・人生が破壊される。多くの自由が奪われる。一人一人の自由な生き方も制限されていく。戦争に反対などすれば、治安維持法のような形で、処刑もされかねない。

そう、戦争は憲法13条の個人の生存権、自由、幸福追求権を根底から否定してしまう。

 


だから、政府には、絶対に戦争はしない義務がある。それが、憲法13条を守るということ。9条もその為にある。

政府関係者や総理が、自衛権を明記せず国防軍を持たないでは、攻められた時どうするんだと安易な想定をすること自体、既に国民の幸福追求権を蔑ろにしているのだ。

何より、日本国憲法下、政府は、そんな侵略などされないよう、徹底した平和外交を行うことが義務付けられている。それは、近隣地域の国々と仲良くするだけでなく、相手国の内部情報も徹底分析し、怪しい兆候にはいち早く外交的な手立てをする。その為の知恵や技術や理論を磨く。

 


攻められたら、などと安易な想定が全くあり得ないほどの徹底した外交努力を、政府はやっているのだろうか。むしろ、現政権は、韓国とさえ安易に揉め事を作って、それで世論操作するような危うい政治をやっている。北朝鮮にも、今や完全に誤りであったあの制裁一辺倒の「外交」など、最低だ。むしろ、日本政府が批判していた韓国政府の北朝鮮へのアプローチが今や正しかったことが明白で、頼みの米国さえ韓国の和平路線に乗り、日朝首脳会談を実現した。あの時、日本政府や安倍晋三総理は、そういう外交を考えたのか?

それどころか、安倍政権は誕生からずっと、秘密保護法や安保法制など戦争準備の法整備に明け暮れてきた。この危うい政権は、それ自体が憲法13条違反だ。個人の幸福追求権など全く顧みない国家主義政権。こんな政権に改憲などさせたら、大変なことになるだろう。

現に、この政権の支持母体たる日本会議は、個人を徹底的に蔑ろにした戦前への回帰を目標に掲げている。

 


私達国民にとって、憲法13条の個人の幸福追求権を徹底的に尊重する政権が必要だ。