iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

報道のあり方 NHKとモーニングショー

この記事は、是非読むべきだ。長いが最後まで!
今、日本の政府の情報開示のあり方、国民への説明のあり方、そしてその報道のあり方が、明らかに歪んでいる。そんな中、歪みの象徴たるNHKと、辛うじて歪みに警鐘を打ち鳴らすモーニングショーとの報道の違いを、これ以上ない具体的な事例で説明してくれている。

 

以下、私見
政府・総理は、不正・疑惑に対し、国民の知的財産たる公文書を偽装・改竄・廃棄する。質問を受け付けないぶら下がり「会見」で説明責任を果たしたとする。さらに、責任が有ることは認めるが責任を取ることはしない、など国民への背信を続けてきた。
そして、コロナ災害では、オリンピックの為に検査を恣意的に抑え、感染実態を過小に見せてきたし、クラスター潰しという対策は、その作為にとって便利な方便になった。

 

結果、感染者数10000、死者数300という世界の主要国に比べて10分の1から50分の1という規模は、明らかに異様。日本こそ、中国と最も近しい関係を持ち大量の観光客をインバウンドとして大歓迎してきた国。東京や京都など、おそらく何十万人、何万人という感染者が存在するはずだ。

 

先日、慶応大病院が調査し出した6%という感染率が、唯一の科学的な数値であり、少なくとも大都市部はこの数値を人口に乗じて、感染者数を計算すれば、日本の感染爆発の凄さが見えてくる。ちなみに東京は84万人だ。中国人観光客で溢れていた京都市内は、8万人規模だろう。

 

日本政府は、専門家会議も含めて、感染の全体像を掴む努力を全くしてこなかった。国民に科学的根拠を示そうとしなかった。そして、感染者数と死者数の少なさは、誰もが知るように検査数の絶対的不足が理由。人為的な操作された数字なのだ。

 

なのに、時に責任ある人間が、人為的に下げられた死者数をもって、日本はうまく抑え込んでるとさえ言って誤魔化してさえきた。なのに、自宅待機だの営業自粛だの、命と暮らしに関わる苦しみを国民に強制してきた。
一方で、人為的に抑えた数字を悪用して対策の有効性を誇示し、他方、何ら根拠を示さずに、しかし実際に彼らも感じている感染爆発に恐れをなして、国民に自粛を強いる。

 

しかし、こんな根拠のない強要では、国民はまともに従わないし、あちこちで、要請が実効性をなくしている。でも、これは、国民のせいではない!国の無根拠かつ無責任な姿勢がもたらしているのだ。

モーニングショーは、唯一、そんな政府に堂々と物申す番組で、この時間帯、視聴率を稼いでいるのは、国民がそのような真実の報道を求めているからだ。

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200423-00174802/