iwapenの日記

60歳にして考古学を学びに大学に入りました。また、社会や政治についても思いの丈を発信してます。

陽性率と死者数

イギリスは、1ヶ月前、コロナ感染者数と死者数で日本と似たような数値を示していた。しかし、その後、爆発的に感染者が増え、56倍に!
しかし、これは、イギリスが国民の集団抗体で乗り切るなどと間違った態度をとった為に初動が遅れたからで、そして、逆に感染者数や死者数が激増したのは、検査を一気に他の欧米諸国並みに拡大したからだ。しかし、日本同様、対策の遅れ、とりわけ検査の遅れは死者数に反映している。
日本の感染者数と死者数ももっと深刻だろう。何せ、未だに検査は10分の1、50分の1なのだから。

それは、少ない検査ではあるが陽性率からも一定わかるようだ。ただし、検査数が大幅に変動する場合、陽性率は単に検査数の絞りすぎを示すだけだが。
それでも、以下、未だに検査拡大に懐疑的な人は、学ぶべき資料だ。ちなみに日本の陽性率は、20%から30%前後。東京は50%から60%。目を疑う高さだ。

《「陽性率」と「死者数」の関係について、欧米諸国のデータを解析したのが千葉大学大学院薬学研究院の樋坂章博教授らの研究グループだ。
(樋坂章博・千葉大学大学院教授)
「欧米とアジアでは感染の広がり方が全く違うのでこの数字をそのまま日本に持ってくるのは少し難しいところもあるんですけど

『陽性率』が『7%以下の国』と『7%以上の国』では結果として感染による死者の数が5~10倍違うという結果になっていました。
この7%というのはひとつの基準になるのではないか」

 「陽性率」が7%よりも高いと死者が一気に増える相関が見られるという。
 樋坂教授によると、陽性率が低い国では徹底的な検査が行われていて、結果として感染者の隔離や治療などの早期対策が可能になって死者数を抑えることができていると分析している。》

https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200425-00175138/